再生可能エネルギーの最新技術を一堂に集めた総合展示会、REIF(リーフ、Renewable Energy Industrial Fair)2018「第7回ふくしま再生可能エネルギー産業フェア」は11月7、8の両日、郡山市のビッグパレットふくしまで開かれた。
今年は太陽光・太陽熱、水素・燃料電池・蓄電池、バイオマス、小水力・地中熱・未利用熱、風力、スマートコミュニティ・省エネ、関連ものづくり産業、自治体・支援機関・学校・研究機関の各ブースに、海外を含む187の団体、企業、学校が出展。太陽光発電や洋上風力、地熱、地中熱など自然エネルギーにかかわるテクノロジーの粋を集めた最新機器が展示された。
ガソリンに代わる燃料の水素で走る水素燃料電池車(FCV)の展示コーナーでは、水素ボンベを2基積んだ車の内部が紹介。
普段は見られない内部配置に来場者は興味深く見入っていた。
屋外には燃料電池バス(FC)が展示され、試乗もあった。
未来的なルックスのFCバス(乗車定員79人)は、天井部分に4本の水素ボンベを搭載。
静粛性に優れた路線バス仕様で、車内はゆったりとしたスペース。
トヨタが2020五輪に向けて本格導入し、デモンストレーションする予定という。
現在、都営バスは導入済みで、価格は自治体の補助を含めて約1億円。
講演やセミナー、パネルディスカッションもあり、このうち基調講演で小宮山宏氏(三菱総合研究所理事長、プラチナ構想ネットワーク会長、元東京大学総長)が「プラチナ社会へのイノベーション〜再生可能エネルギーへの期待〜」をテーマに講演した。
マッチング支援、視察ツアーもあった。