使う予定のない
実家の活用方法とは?
~売却か賃貸か、メリットデメリットを解説~
「今後誰も住む予定のない実家…どうしたらよいのだろう?」とお悩みではありませんか? 使わなくなった実家は、そのままにしておくと傷んでしまうことがあります。 そこで「売るべきか、貸すべきか」と迷っている方も多いと思います。 この記事では、実家を売る場合と貸す場合の、それぞれメリットデメリットを詳しくご紹介します。 どちらを選ぶのがあなたにとって一番良いのか、判断するためのヒントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
その前に。そのまま実家を放置すると、どうなる?
使わなくなった実家を空き家のままにしておくと、色々な問題が起こる可能性があります。
- 家が傷む: 雨風などで家が傷んでしまい、修理費用がかかることがあります。
- 倒壊の危険性: 古い家だと、地震などで倒壊する危険性もあります。
- 周りの環境が悪くなる: ゴミが溜まったり、不法侵入されたりして、近所迷惑になる可能性もあります。
適切な空き家の活用方法を知って、対処しましょう。
実家を売るメリット
- まとまったお金が手に入る: 実家を売ると、大きなお金を手にすることができます。このお金は、介護費用、子どもの教育費、老後のための資金など、さまざまな用途に使うことができます。
- お金をかけずに済む: 実家を所有していると、固定資産税や修繕費など、毎年お金がかかります。売却すれば、これらの費用が一切不要になります。
- 相続がスムーズになる: 実家を複数人で相続する場合、分割が難しく、相続トラブルに発展する可能性があります。しかし、売却して現金化すれば、相続人全員が公平に分けることができます。
- 管理の手間がなくなる: 空き家を管理するのは大変です。売却すれば、空き家の掃除や修繕、防犯対策など、面倒な手間から解放されます。
実家を売るデメリット
- 実家で暮らせなくなる: 実家を売ると、将来的に実家で暮らすことができなくなります。親が家に戻りたいと思っても、別の住まいを用意する必要があります。
- 思い出の場所を手放す: 実家は、家族の大切な思い出がたくさん詰まった場所です。売却することは、これらの思い出を手放すことになります。
- 地域とのつながりが薄れる: 実家が遠方にある場合、実家がなくなることで、地元とのつながりが薄れてしまう可能性があります。
実家を貸すメリット
- 家賃収入で経済的なメリット: 実家を貸せば、毎月家賃が入ってきます。このお金は、家の維持費や固定資産税の支払いに充てたり、老後の資金にしたりと、さまざまな使い道があります。
- 空き家の劣化を防ぐ: 空き家は、雨風にさらされることで、どんどん傷んでしまいます。しかし、誰かに住んでもらうことで、定期的に換気され、建物の寿命を延ばすことができます。また、入居者が不具合に気づいて教えてくれるので、早めの対処が可能です。
- 防犯効果: 人が住んでいる家には、空き家と比べて泥棒が入りづらいというメリットがあります。近所の方も安心できます。
- 将来、自分が住むこともできる: 実家を売却してしまうと、二度と住むことができなくなりますが、賃貸に出しておけば、将来また住み始めることも可能です。
実家を貸すデメリット
- 空室になるリスク: 賃貸に出しても、すぐに人が見つかるとは限りません。空室期間が長引くと、家賃収入が途絶え、固定費の負担が大きくなります。
- 入居者とのトラブル: 家賃の滞納や騒音問題など、入居者とのトラブルが起こる可能性があります。また、建物に何かトラブルがあった場合、迅速に対応する必要があります。
- 初期費用がかかる: 賃貸に出す前に、リフォームが必要になる場合があります。また、賃貸管理会社に依頼する場合は、手数料がかかります。
まとめ
実家を売るか貸すかを決めるのは、簡単なことではありません。家族の状況や考えによって異なります。家族みんなで話し合い、それぞれのメリット・デメリットをよく考えて、決めるようにしましょう。 もし、一人で悩んでしまうようなら、不動産のプロに相談してみるのも一つの手です。イエステーションでは、どんな些細なご相談でも無料でお話をお伺いいたします。不動産の活用にお困りの場合には、ぜひ、一度ご相談ください。