秋の仙台は定禅寺ストリートジャズフェスティバルや仙台クラシックフェスティバルなどの音楽イベントが有名ですが、10月の第1週はクラフトフェアの開催日となっています。「仙台・杜の都のクラフトフェア2023」は今年で12回目となるイベントで、サンモール一番町商店街アーケードにてマグカップやアクセサリーなどの手作り工芸品が展示販売されます。2023年は10月6日から8日の3日間開催となり、クラフトを愛するたくさんの人でにぎわっていました。

こだわりの作品とディスプレイ

一口でクラフトと言っても、その内容はマグカップなどの陶器、アクセサリー、バッグ、テキスタイル、漆、ガラス製品、またクラフトの材料や作業道具販売など多種多様です。作り手である作家の思いが込められたディスプレイやチラシを楽しみ、込められた思いやこだわりを聞きながら商品を手に取って味わえるのがフェアの醍醐味。通信販売も気軽で便利なものですが、こういったあたたかな交流も無くしたくないものです。

今年のテーマは「創るを知る」

今年のテーマは「創るを知る」。販売だけでなく、一部コーナーではワークショップも開催されていました。自分の手で一点ものの作品を作り上げる体験を街中で味わえるのもクラフトフェアならでは。苔玉作りやターナーづくり、消しゴムハンコ彫刻など、お子さまから大人まで一緒に楽しめるワークショップが盛りだくさんです。中には予約が必要なブースもありますので、参加したいワークショップがある場合は早めのチェックがおすすめです。

プロの作家だけでなく、現在専門学校や大学で学んでいる学生さんが自分の作品を展示販売するブースもありました。革製品やガラス製品、ポップな根付など、オリジナリティあふれる作品は見ているだけでもワクワクするようなエネルギーに満ちています。作品作りにかける熱意が伝わってくるキラキラしたまなざしに、未来の職人として巣立っていく日がとても楽しみになりました。

③ワークショップ
④学生ブース

ようやく夏の暑さが落ち着き、お散歩にふさわしい風が吹くようになってきた仙台。週末は新しい出会いを探しに仙台市内の街中へお出かけしてみてはいかがでしょうか。