毎年7月20日前後は仙台市中心部にあるおおまち商店街、サンモール商店街、ぶらんど~む一番商店街の3町が合同で商店街の商売繁盛を祈念する「一番町三社祭り」の日です。アーケードに飾られる提灯や幟を見てワクワクしていた人も多いのではないでしょうか。第44回となる2023年は7月21日に宵祭り、22日に本祭りが開催されましたのでご紹介いたします。

迫力の神輿担ぎ

三社祭りの名前の通り、このお祭りは「和霊神社(ぶらんど〜む一番町商店街)」、「野中神社(サンモール一番町商店街)」、「えびす神社(マーブルロードおおまち商店街)」の三社合同のお祭りです。和霊神社は仙台フォーラスの屋上、野中神社は壱弐参(いろは)横丁向かいの小道を入った場所、えびす神社は藤崎デパートの屋上にそれぞれ鎮座されています。歩いて廻れる距離ですので、お祭りの合間にご参拝してご縁を結んでみるのも良いですね。

宵祭りの子供太鼓

宵祭りではさまざまな催しやイベントが開催されていました。「宵祭り」とは言いますが開催時間は13:00からなので時間を気にせずゆっくり見回ることができます。梅雨明けの明るい光が降り注ぐぶらんど~む一番町アーケード内では地元小学生の踊りや太鼓の演奏が、サンモール一番町では地元アイドルやバンドの演奏が披露され、4年ぶりとなる祭りの開催をたくさんの人が楽しんでいました。

華やかなすずめ踊り

本祭りでは三社それぞれのお神輿がお目見えし、太鼓や笛の鳴り物や威勢の良い掛け声とともに、三つの商店街が交差する一番町スクエア前からアーケードにかけて練り歩きます。お神輿渡りは14:00~開始で、3基の神輿にすずめ踊りも参加してとても華やかな光景です。

それぞれのご祭神が鎮座しているビルの前では、敬意を表して神輿を持ち上げる「さし」を見ることができます。藤崎えびす神社の神輿は重さ約150kgあるということですが、担ぎ手が力を合わせて頭上高くまで持ち上げます。

仙台市中心部のアーケード街を練り歩きつつそれぞれの神社の前で「さし」を行い、スタート地点の「一番町スクエア」まで神輿が戻ってくるまでおおよそ2時間半ほど。担ぎ手と観客の皆さんの笑顔が神輿に負けずきらきらと輝いているのが印象的でした。

 

 

 

コロナもだんだん落ち着きを見せ、以前の賑わいが戻ってきたアーケード街。華やかな祭りがこれからも長く続いていくことを願っております。この夏、ぜひ仙台駅前アーケード街へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

▶仙台市中心部にあるおおまち商店街、サンモール商店街、ぶらんど~む一番商店街