季節のお愉しみのひとつにお花見がありますね。ぽかぽかな春の陽気を感じ、北上していく桜前線。全国各地の桜の名所はお花見客で賑わいます。今回は、まもなく満開の見頃を迎える「三春滝桜」をご紹介いたします。

名桜・三春滝桜

 桜は日本らしさをいちばん実感させてくれる花。「日本三大桜」といえば、山梨県の「山高神代桜」岐阜県の「根尾谷薄墨桜」そして、福島県の「三春滝桜」があります。

 日本三大桜の一つである「三春滝桜」は、福島県田村郡三春町大字滝字桜久保に所在する推定樹齢1000年超の国の天然記念物の枝垂れ性のサクラの巨木。大正時代に国の天然記念物に指定されており、幹回りは9メートル以上にもなります。

 満開に咲き誇るその様は、まさに圧巻。滝桜の根本に咲き広がる菜の花とのコラボレーションも見どころの一つです。

▲菜の花と滝桜のコラボレーション

天然記念物指定から100周年!

▲長い年月をかけて現代に咲き誇る滝桜
 令和4年に天然記念物指定から100周年を迎えている三春滝桜。
 大正11年に桜の木として初めて国の天然記念物に指定されました。長い年月をかけて大きく四方に枝を広げ、薄紅色の小さな花を無数に咲かせる、名の通り滝の流れるようなその姿に、花見客は目を奪われます。
 その姿を一目見ようと県内外から多くの花見客が訪れます。

桜の開花を通して春の訪れを感じることができるのは、日本ならでは。

この春、是非一度「三春滝桜」に足を運び、春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。

三春滝桜
〒963-7714
福島県田村郡三春町大字滝字桜久保296

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