住みながらお家を売却、
内覧時のポイント!

住みながらお家を売却・・・内覧時のポイント!

売却理由は様々ありますが、住みながらお家を売りにだしているケースも珍しくはありません。

この場合、一般的な流れとしては、買主様が見つかったら売買契約を締結します。売買契約が終わり、買主様のローン承認が出たら、売主様は引き渡しの準備に入ります(転居先への引っ越し準備、借入している金融機関へ抵当権抹消の手続き依頼、室内清掃手配等)。買主様へ引き渡す準備が整ったら、最後の残金決済、所有権移転手続きをしてお取引完了、となります。

では、住みながらお家を売却する場合、買主様から内覧の希望があった際、売主様としてどんなポイントに注意すればいいのかをご説明していきたいと思います。

家の中は出来る限り、整理整頓しておく

内覧時に一番大切なのが、お家に入った瞬間の買主様の「第一印象」です。経年劣化による傷や、通常の生活で付くお家の汚れなどはもちろんあって当然です。しかし、不要なゴミが散らかっていたり、食べた後の食器がそのまま台所に放置されていたり、脱いだ洋服が床に転がっていたら・・・買主様の「第一印象」はどうなるでしょうか?

また買主様の心理として、「清潔感がないなぁ」と感じると、「値引き交渉」の原因にもつながりやすいと言われております。内覧前は、出来る限り「整理整頓」しておくようにしましょう。

電気はすべて点けて、
室内をなるべく明るくしておく

第一印象が大切というお話をしましたが、室内に入ったときに、暗い室内よりは、明るい室内の方が、第一印象も当然よくなります。「たったそれだけ」と思うかもしれませんが、電気をつけずに真っ暗な状態でご案内するよりも、家の中の電気をすべて点けて、明るい室内でご案内する方が、成約する確率も高くなります。簡単にできることなので、ぜひこちらもご協力いただきたいポイントです。

買主様が来る前に窓を開けて換気をしておく

室内にこもった生活臭は、意外と自分では気づきにくいものです。ただし、買主様がお家の中に入った瞬間に気になるポイントのひとつが「におい」です。買主様が来る前に、窓をすべて開けて換気をしておくだけで、お家に入った瞬間の第一印象が格段に変わります。忘れずに行っていただきたいポイントです。

できるだけすべてのお部屋を内覧
できるようにしておく

生活している状態を見てもらうので、売主様としては、見せたくないお部屋もあると思います。しかし、買主様は、見ることが出来ないお部屋があると、「何か傷や不具合があるんじゃないか・・・」「あのお部屋の状態が気になるなぁ」等とモヤモヤしてしまい、このモヤモヤがすっきり解決されないと購入に踏み切ることが出来ません。個人情報などはもちろん目に触れないように一箇所にまとめておく等の工夫をしつつ、お部屋の中はなるべく買主様に見ていただける状態にしておきましょう。

内覧時は外出、または席を外していただく

愛着のあるお家のご案内となると、内覧に来た買主様がどんな方なのかとても気になるところですよね。ただし、買主様も居住中のお家を見せていただくので、とても緊張しながら来ております。売主様から色々と質問されたり、ずっと見られている状態だと、気を遣ってしまい、納得いくまで内覧出来ない場合があります。前述したように、「気になる箇所」や「モヤモヤ」が解決されないと、買主様は購入に踏み切ることが出来ません。せっかく内覧に来ていただくならば、出来る限り、買主様が納得いくまでじっくり見ていただけるようにすることが、ご成約への近道となります。したがって、内覧中だけ入れ替わりで売主様に外出または席を外していただくケースが非常に多いです。

もちろん売主様のご事情によってはそういった対応が出来ないケースもあると思いますので、お住まいになりながら売却する際には、内覧時にどのように対応するか、不動産会社の担当者と事前に打ち合わせをしておくことをおすすめいたします。

 

以上、お住まいになりながらお家を内覧していただく際のポイントをいくつかお伝えいたしました。「住みながらの売却」は、買主様と内覧の予定を合わせたり、生活している状態を見られてしまうので、売主様もとても不安で、気を遣うことと思います。しかし、売主様と同じように、買主様も、住んでいる状態での内覧はとても緊張し、気を遣いながら見に来ているということをぜひ覚えておいていただきたいと思います。