8年前の東日本大震災で被災した中小企業・小規模事業者を支援し、地域を盛り上げようと中小企業基盤整備機構(東京・港区)の肝いりで始まり、今回で5回目。 福島開催は昨年に続き2回目となった。 会場のうすい百貨店催事場には39店鋪が出店。人気の物産展とあって初日から大勢の買い物客らが詰めかけた。 地元矢吹町のスイーツ店「てづくりかしのみせHappyBerry」は、人気のブルーベリーとクリームチーズのマフィンのほか、ロールケーキを売り出し、フレーバーなスイーツの数々が人気を集めた。 実演販売コーナーでは、ご当地グルメとしてB1ゴールデングランプリを受賞した「なみえ焼きそば」や、二本松市で行列のできるラーメン屋「麺屋しん蔵」も登場。 福島市土湯温泉名物のだし醤油こんにゃく「こんころりん醤油」、いわき市小名浜の郷土料理「さんまポーポー焼き」などの逸品も人気を集めた。 宮城県の「風月堂」は、名産のずんだ(枝豆)を使ったレアな品「プルンプルンのずんだわらび餅」などを販売。 牡蠣(かき)専門店「かき松島こうは」は、「BIGでサクサク手作りカキフライ」(サクラソイル)を実演販売した。 山形、秋田、青森の3県の業者も特別出店した。秋田市からはシジミや小魚の佃煮などを出品。シジミの炊き込みご飯の試食を通して、風合いな味を提供した。 秋田市の大塚商店の代表大塚勝孔さんは「今回のような物産展や、九州など各地のアンテナショップなどを通して商品PRしている。 対面販売はお客さんのニーズがつかめ、手応えを感じる」と話した。 今回の物産展は全国4カ所で開いており、昨年11月の東京・池袋は42店が出店。この後、東京・渋谷と奈良県でも開かれる。]]>