絵手紙に日々の出来事や感謝の気持ちをしたためた、うつくしま絵手紙の会(安達アツ子会長)の第34回「ありがとう展」は、9月16日まで郡山市の駅前ビックアイで開かれている。入場無料。 今回の展示会は、絵手紙は「ありがとう」を、巻紙は「足」をテーマに、郡山市など5教室の会員51人の心温まる作品合わせて1206点を展示している。 足を題材にした巻紙には、「小さな体に大きなランドセルを背負って汗びっしょりになって毎日元気に登下校する姿に足が早くなったネと誉めながら送り出す…」と、孫の成長に目を細める日常生活のひとこまをしたためた作。 猛暑が続く中で認知症になってしまった老犬のその弱った足を気遣う作など巻紙62枚が展示されている。 古代文字「金文」の習作も展示され、愛好者が引きも切らず会場を訪れて見入っている。 安達会長はあいさつ文の中で「一枚が描けるよう 一枚を届けられるように あすなろの木のように 歳を重ねるつもりです」と結んでいる。 このあと9月19日から28日まで郡山市を中心に27の郵便局での巡回展もある。 巡回展後は希望する介護施設やディサービスセンター、病院に会員の作を贈ることにしている。 ▽日時:9月13日(木)〜16日(日)午前10時〜午後6時30分 ※最終日は午後5時まで ▽会場:郡山市駅前、ビックアイ6階 ▽問い合わせ:うつくしま絵手紙の会事務局(郡山市清水台1-6–6、電話024-922-2478、ファックス024−922-2478、Mobile 090-7328-6443) 【写真は会員の絵手紙、巻紙。中左は安達会長とその作品】